全国に拠点を持っているインドネシア最大手の送出機関【浜連】
インドネシアの人口は約2億8,000万人に達し、特に都市部での人口密度が高まっています。
高い出生率、低い死亡率、移住による都市部への人口集中、若年層の多さなどが主な要因です。
インドネシア政府は今後5年で25万人の労働者を日本に送り出す目標を発表しており、日本政府が在留資格「特定技能」の受け入れ見込み数を拡大したことを受け、目標を2.5倍に引き上げるようです。
今回はインドネシア最大手の送出機関、浜連グループをご紹介していきます。
浜連グループの場所
浜連グループを覗いてみよう
学校に到着すると入り口には広い敷地に生徒さんがお出迎え!
浜連グループの掛け声と共に、迫力のあるパフォーマンスを見させていただきました。
校内の説明を受け、まずは日本語クラスの教室へ。
まず初めは日本語クラスの教室に訪れ、自己紹介や「日本に行ったら何をしたいですか?」など色々質問させていただきました。
「富士山に登ってみたい」「雪を見てみたい」「日本で早く働きたい」など日本に対する期待値がとても高かったです。
その後、職業訓練校の各施設に訪れ見学させていただきました。
まず初めは飲食料製造業分野の訓練施設で見学です。
実際に浜連の生徒さん達が製造から加工まで作った商品が実際に校内で売られていました。
こちらは豆腐を朝から仕込んでおり、日本でもなかなか見れない光景です。
飲食料製造業分野で日本で仕事を夢見る生徒さん達です。
非常に様になってます!
次は農業の訓練施設に足を運び、日本の技術を活かした農法により農業分野を学んでいる学生さん達です。
インドネシア国内でも農業は盛んですが、手法が異なるようで、日々新しい学びがあるとのことでした。
今度は車に乗り込み、さらに奥に進んで行きます。
進んだその先には大きな池が出現!
漁業分野のエリアで、実際にこの大きな池には養殖の魚を育てており、餌やり体験もさせていただきました。
その他、産業機械や造船など様々な職業訓練施設を見学させていただきました。
浜連グループの特徴とは?
浜連グループは2012年にインドネシアで設立され、日系企業のコンサル事業、送迎サービス、レンタカー、商社、不動産、日本語学校、認定送り出し機関など、多岐にわたる事業を展開しています。
インドネシア人スタッフと日本人スタッフは、両国のビジネスモデルやマナーを学び、チームワークと国際的な考え方を重視した戦略を追求しています。
これにより、信頼性と団結力を築き、両国の発展を願う経営理念のもと、互いに成長できる環境を提供しています。
日本語学校を通じて実習生の育成を開始し、現在ではインドネシア国内に10か所の日本語学校を運営し、年間約1,000人の卒業生を輩出しています。
学生は日本語だけでなく、日本文化やビジネスマナー、日本的経営の知識も学びます。
また、職業能力開発訓練校を開校し、実践的な職業スキルの修得を支援しています。
また、公式ライセンスであるP3MIを取得しており、質の高い教育と職業訓練の提供に力を入れています。
浜連グループの教育機関は介護、建設、農業、水産分野に対応した職業訓練校としての役割も果たしており、実践的なスキルを習得できる環境を提供します。
カリキュラムは独自の内容となっており、特に日本語学習には力を入れています。N4レベルを4〜5ヶ月で習得できるプログラムを提供し、ドライバー専用の特化型カリキュラムやスキル訓練も行っています。
受講形式はオンラインと対面を組み合わせた月1回ずつの学習スタイルを採用し、仕事をしながら学べるコースを用意しています。
全体の学習期間は1年間となっており、集中して学びたい方には、仕事を辞めて取り組む集中コースもご用意しています。
また、学習態度や行動に配慮したポイント制度を導入しています。
入学時に10ポイントが付与され、挨拶の有無やトラブル行為(喧嘩や嘘など)に応じて減点される仕組みです。
この制度を通じて、学習者が良好な態度で教育に取り組む環境を目指しています。
個人の成長と実践的なスキルの習得を支援するため、徹底したサポート体制を整えています。
これにより、受講者が安心して学び、未来のキャリアに活かせる力を身につけることができます。
浜連グループではこんな生活をしている
全寮制で協調性を身につけ、日本での生活スキルも習得
全寮制の環境では、仲間と共同生活をする中で自然と協調性が育まれます。
また、当番制での食事作りを通じて、日本で必要な自炊スキルを実践的に学ぶことができるため、今後の生活に役立つ経験を得られます。
浜連グループでは運送やタクシー事業を展開している
学校を後にして、グループ傘下のPT.Naito Logistics indonesiaにも訪れました。
新規の自動車運送業分野にもどこよりも早く対応すべく、インドネシアで旅客と運送ビジネスを行っております。
運転技術も日本水準に合わせて教育を行っており、今回の訪問送迎もこちらのメンバーの方が迎えにきてくれました。安全安心の運転技術でした。
現役ドライバーの方にも、「日本での仕事への期待値」や「不安に思っている」ことなどを確認しました。
この4名の方はすでに運送業で内定が決まっており、日本でドライバーを目指したい方はかなりいらっしゃる印象でした!
少子高齢化に伴う日本の労働人口不足は外国人労働者にかかってます。
浜連グループを動画で紹介